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グルテンフリーの効果とは?メリットとデメリットまとめ

 2018/05/25 ダイエット 健康 この記事は約 6 分で読めます。 12,038 Views

グルテンフリーという言葉を目にすることが、ここ数年で増えてきました。

しかし、この「グルテン」の正体を聞かれて、正確に答えられる人はどれほどいるでしょうか。

グルテンが何故いけないのか、グルテンフリーにすることで、体にどのような影響があるのか、ここで少しずつ紹介していければと思います。

グルテンフリーとは?

グルテンとは、麦類(小麦、大麦、ライ麦、オート麦等)に含まれているたんぱく質の一種。これらグルテンを摂取しない食事療法のことをグルテンフリーと言います。

もともとは小麦アレルギーや腸疾患、セリアック病の発症を抑えるために考えられた食事療法ですが、近頃はその健康効果やダイエット効果に注目が集まっています。

特にアメリカではグルテンフリーの食品が多く製造されており、日本に比べて認知度は非常に高くなっています。

グルテンフリーのメリット(効果)について

1、 血糖値の上昇を防ぐ

グルテンは、実は砂糖よりも血糖値をあげるといわれています。

特に小麦グルテンに含まれているアミロペクチンAという糖質は、血糖値を急激に上昇させ、糖尿病ほか多数の生活習慣病の原因にもなっています。つまりグルテンフリーの食生活をすることで、血糖値の上昇を防ぐことができるのです。

 

2、腸内環境が改善される

グルテンにはグリアジンというアミノ酸が含まれています。このグリアジンは腸内で炎症を引き起こし、下痢や便秘などの腸トラブルの原因とされています。そのため、グルテンを含まない食生活を続けることで、腸内環境が改善されると言われています。

 

3、アレルギー発症の可能性を抑える

グルテンを過剰に摂取して抗体数が個人の許容量を上回った場合、糖尿病や神経障害を始め、あらゆる病を発症する可能性があります。グルテンフリーは、その予防策のひとつとしても考えられています。

 

4、糖化のリスクを抑える

グルテンに含まれるアミロペクチンAという糖質は、肌の老化の原因といわれている糖化を促すと言われています。つまりグルテンを控えることは、糖化のリスクを抑えることにつながるのです。

 

5、過剰な食欲を抑える

グルテンの中に含まれるグリアジンという成分は、脳内で麻薬のような働きをして食欲を刺激すると言われています。過剰な食欲が気になる方は、グルテンを含まない食生活を試してみてはいかがでしょうか。

また小麦などの高GI食品と呼ばれるものには体内のインスリン量を増やして脂肪を蓄積させてしまう事に繋がります。

 

6、体の炎症から身を守る

グルテンは小腸を刺激し栄養が吸収できなくなるという症状を引き起こすこともあります。

そのため肌に栄養が行きわたらず肌荒れを起こしたり、老廃物が体内に留まることでニキビや太る原因にもなります。

その他、口内炎や生理不順、不妊症など身体に起こる様々な炎症などにも関係するとも言われています。

グルテンフリーはこれらの炎症から身を守る重要な役割も果たします。

 

グルテンフリーのデメリット

1、経済的負担

パン、うどん、パスタ、ラーメン、ピザ、ケーキ、カレー、揚げ物、ビール。これはグルテンを含む食物の一例ですが、飲食店では馴染みのあるメニューばかりです。また、醤油にもグルテンは含まれています。

つまり、グルテンフリーを実践するには、調味料までこだわったグルテンフリーメニューのある飲食店で食事するか、グルテンフリーの食材のみを使用して自炊をする必要があります。

グルテンフリーの食材はそうでないものに比べて高価であるため、この食事療法を続けるには、経済的な負担は避けられないと言えます。

 

2、日本でグルテンフリー食材を探すのが困難

健康に関心のある方達の間で注目度が高まる一方、一般的な認知度が低い分、グルテンフリーが一般化したとはまだ言えません。健康志向の食料品店では目にしますが、コンビニやスーパーで手軽にグルテンフリーの食材をみつけるのは難しいのが現状です。

 

グルテンフリー食品一覧

まずはNGな食品のおさらいです。

  • 小麦
  • 大麦
  • ライ麦
  • オーツ麦

これらがグルテンを含む食材ですのでNG食材となります。

しかしこれらを含んだ食材は今の日本に無数にあります。

例えば、パン、パスタ,揚げ物あどが代表的です。

ですのでパンは米粉や玄米粉100%を材料にしたものを作ったり、パスタでしたらグルテンフリーパスタを選択する。

こういった対策でグルテンフリーでも日常の食材を使用する事が出来ます。

また蕎麦(そば)に関しては十割蕎麦を使用すれば問題ないです。十割蕎麦はスーパーにも売っています。

デザートのケーキが食べたくなった場合などは小麦の変わりに米粉がおすすめです。

お酒が好きな人にとってはビールは大麦を使っているので要注意です。

グルテンを使っていないワインなどがおすすめです。

 

実際にグルテンフリーを体験した感想について

実際に私もグルテンフリー生活を取り入れている1人です。

私がアメリカへ行った時、そのグルテンフリー食品の多さに驚きました。

レストランにはほぼ確実にグルテンフリーのメニューが用意されていたり、そうでないメニューでも、リクエストすればグルテンフリーに調理しなおしてくれる。カフェに入ればグルテンフリーのスイーツが並んでいるし、スーパーにはグルテンフリー食品が当たり前に陳列されています。

現代病が増えているアメリカでは特に、健康に気をつかう人たちが増えている証拠ですね。

 

まとめ

グルテンの知識を持つことは、現代社会の食生活を自分自身で見直すために非常に重要なことだと思います。

しかし、グルテンが体に悪い影響を与えてしまう一方で、グルテンを含む小麦類にはビタミンB群や、鉄分などのミネラル、食物繊維など、体に良いものが豊富に含まれていることも忘れてはいけません。

また、グルテンを気にするあまり、食材に神経質になりすぎてはストレスが溜まってしまいますよね。

食事は、楽しむことも大切です。グルテンについて知り、重度のアレルギーや病気を持っていない限り、バランス良くこの食事療法と付き合っていければいいのではないかと思います。

更に詳しいグルテンフリーダイエットの記事はこちらをご覧下さい。

 

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