必須アミノ酸に含まれるバリンとは？

バリンは９種類ある必須アミノ酸のひとつで、さらにその中でもロイシン、イソロイシンと共にBCAA(分岐鎖アミノ酸)という種類のアミノ酸です。必須アミノ酸は、生きていくために必須の栄養素にも関わらず、人体内で生成することができないため、食品でまかなわなくてはなりません。バリンの効果や多く含まれる食品などをご紹介します。

バリンとは？

バリンは、他のアミノ酸同様、全身の筋肉の材料になっています。

特にバリン・ロイシン・イソロイシンのBCAAというアミノ酸は、傷ついた筋肉の回復に役立ちます。

さらにバリンは筋肉のエネルギーとしても働きます。

通常は他のアミノ酸やグリコーゲンなどのエネルギーが使われていますが、これらが使われて減少したあとにバリンが消費されます。

つまり、スタミナの長い持続のためにも、バリンは欠かせない栄養素です。

バリンの効果は？

バリンを多く含む食材

バリンは主に肉類や魚類、また大豆などの豆製品に含まれています。特に含有量が多いのがプロセスチーズで１００g中に１６００mg含まれています。他にも、クロマグロは赤身１００g中に１３００mg、牛や豚のレバーでは100g中1100mg、木綿豆腐は１００g中３３０mgバリンを含んでいます。

バリンの一日の推奨摂取必要量は体重１kgあたり２６mgで、体重５０kgの人なら１３００mgとなります。上記の食品を意識して摂取することで、十分に補うことができます。BCAAのロイシンやイソロイシンをはじめ、他のアミノ酸とのバランスが崩れると身体が正常に機能しなくなってしまうので、サプリメントを併用する際は偏らないように少し注意が必要です。食品で摂取している分にはあまり心配しなくても大丈夫ですが、食べる食品の種類は多い方が良いです。

必須アミノ酸を多く含む食べ物はこちら

必須アミノ酸と非必須アミノ酸まとめ

必須アミノ酸(９種類)と主な役割

バリン…成長促進・血液中の窒素バランスを調節・肝機能強化

イソロイシン…成長促進・筋肉強化・肝機能向上

ロイシン…筋肉強化・肝機能向上

メチオニン…肝機能向上・うつ症状緩和

リジン（リシン）…タンパク質の形成・免疫力向上

フェニルアラニン…うつ症状緩和・鎮痛効果

トリプトファン…うつ症状緩和

スレオニン（トレオニン）…成長促進・脂肪肝予防効果

ヒスチジン…成長促進・過食防止・神経機能補助

非必須アミノ酸(１１種類)と主な役割

アルギニン(小児の場合は体内で合成できないため、必須アミノ酸に含む)…成長促進・免疫向上

グリシン…睡眠の質向上・うつ症状の緩和・美肌効果

アラニン…スタミナ強化・肝機能向上・美肌効果

セリン…アルツハイマー病予防・睡眠の質向上・美肌効果

チロシン…うつ症状の緩和・白髪予防・ストレス緩和・集中力向上

システイン…美肌効果・倦怠感の軽減

アスパラギン…スタミナ強化・成長促進・排尿促進効果

グルタミン…筋力強化・スタミナ強化・疲労回復

プロリン…関節痛予防・脂肪燃焼効果・美肌効果

アスパラギン酸…疲労回復・美肌効果・解毒効果

グルタミン酸…認知症予防効果・血圧を下げる効果・美肌効果

まとめ

バリンは必須アミノ酸の一種で、さらにBCAA (分岐鎖アミノ酸)と呼ばれる重要な成分です。

筋力アップやスタミナ増強、美肌づくりや肝臓の病気の改善などに効果的。

さらに、バリンは血液中の窒素量を調節する役割があり、栄養状態や筋肉力を整える重要な働きをもっています。

肉類や魚類、豆製品に多く含まれています。

筋肉をサポートしてくれるBCAAの記事はこちらをご覧下さい。

その他の必須アミノ酸イソロイシン、ロイシンについての記事はこちから

▼女性に人気の記事

【女性向け】HMBサプリのおすすめランキング５選！効果や口コミも

コアスリマーHMBを実際に飲んでみた！効果や口コミまとめ